学園天国(1989)
作詞:阿久悠作 曲:井上忠夫
歌:小泉今日子
あいつもこいつもあの席を
ただ一つねらっているんだよ
このクラスで一番の
美人の隣りを
あー みんなライバルさ
あー いのちがけだよ
運命の女神さまよ
このぼくにほほえんで
一度だけでも
勉強する気もしない気も
この時にかかっているんだよ
もし駄目ならこのぼくは
もうグレちまうよ
二枚目気どりの秀才や
あのいやな悪党番長も
胸はずませ待っている どの席になるか
あー あの横顔を
あー みつめられたら
授業中 天国だよ
このぼくにしあわせを
与えておくれ
勉強する気もしない気も
この時にかかっているんだよ
もし駄目ならこのぼくは
もうグレちまうよ
アーティストの紹介:
小泉今日子(こいずみ きょうこ、1966年2月4日 - )は、日本の女性歌手・女優である。
1981年1 - 3月、日本テレビ系のオーディション番組『スター誕生!』に出場、石野真子の「彼が初恋」を歌って合格。その石野が当時所属していた芸能事務所(バーニングプロダクション)およびレコード会社(ビクター音楽産業)と契約する。
1982年3月21日にシングル「私の16才」でアイドル歌手としてデビュー。キャッチフレーズは「微笑少女。君の笑顔が好きだ」。
同期に、堀ちえみ、三田寛子、石川秀美、松本伊代、早見優、中森明菜、シブがき隊らがおり、「花の82年組」と呼ばれるアイドルの一人に数えられた。髪をショートカットにイメージチェンジした5作目のシングル『まっ赤な女の子』でブレイクし、1984年にリリースした9作目の『渚のはいから人魚』でオリコン週間チャート1位を獲得、33万枚を越える売上となった。明るくキュートな容姿が広く支持され、その人気は不動のものとなり、歌手活動以外にも、ドラマや映画に出演して一躍トップアイドルに躍り出た。従来型のアイドルと比べて女優としての活動に重きを置いていた経緯があった。
新曲をリリースするごとにザ・ベストテンやザ・トップテンにランクインされたが、女優としても活動していたために映画やドラマの撮影場所からの中継も多かった。年末に発表される年間ベストテンにも100位以内に複数曲がランクインされ、女性歌手では松田聖子、中森明菜に続く勢いであった。
シングルの紹介:
フィンガー5として3番目のシングル曲。累計売上は105万枚を記録。オリコンシングルチャート最高位は第2位。
「個人授業」、「恋のダイヤル6700」に続き、学校生活がテーマ。 小泉今日子 - カバーアルバム『ナツメロ』(1988年12月17日)に収録。「学園天国」(1989年11月1日)としてシングルカット。