【社会】日本に数多くある「女性専用」サービス 昼寝カフェが大人気

【社会】日本に数多くある「女性専用」サービス 昼寝カフェが大人気

人民网日文版 日韩女星 2015-05-08 11:31:05 476


「日本の女性は本当に幸せだ。日本の社会は、いたるところに女性への気配りが感じられる」。日本に長年住む中国籍の作家、鄭さんはこのように語った。この発言の意図は、日本には数多くの「女性専用」のサービスがあり、女性への配慮や気配りが細部にまで施されていることを示している。


■配慮が行き届いた便利な有料パウダールーム

日本の女性の化粧好きは有名だ。トイレの中の化粧台はすでに日本人女性のニーズを満足させることはできなくなっている。そのため、有料のパウダールームが誕生し、今では女性に広く利用されている。有料パウダールームは一般的に人の流れが多い交通の要所にあり、朝6時から夜23時までという営業時間の長さも美を追求する数多くの女性たちのニーズを満足させている。パウダールームの料金は、1時間300円で、朝と夜のピーク時には多少高くなる。入り口で料金を払った後、店員は客に小さなトレーを渡し、客はさまざまな化粧品や化粧道具を自由に選択して、ドレッサーの前でじっくりとメイクする。どのドレッサーにもヘアブラシや基礎化粧品、ドライヤー、電源が用意されており、椅子は小花が印刷された壁で仕切られ、個別の空間を確保できるようになっている。有料パウダールームにはカーラーや美顔器、スチーマーなどの小さな家電も用意されており、必要であれば受付に取りに行けばいい。公共の空間では紅茶やコーヒーが提供される。


有料パウダールームはそれぞれ異なる年齢層の女性に受け入れられた。就職活動で忙しい大学生の智子さんは、取材に応え、「日本は不景気で、仕事を見つけるのは難しい。いつも全国各地を動き回って面接を受けるので、交通費がかさんでしまう」と語る。そのため、多くの学生は智子さんと同様に価格の安い夜行バスを選択する。バスは夜に出発し、朝方に目的地に到着するので、1晩分の宿泊費を浮かせることができる。智子さんは、「夜出発する前に、有料パウダールームで化粧を落として、シャワーを浴び、緩めの衣服に着替える。早朝にまたパウダールームでメイクをしてヘアスタイルを整え、スーツに着替えて面接会場に向かう。有料パウダールームは非常に便利」と語る。


■女性専用の昼寝カフェ


仕事のある日は、毎日朝早くに家を出て、夜遅くに戻る。日本の会社では、時間に追われる生活はごく当たり前のことだ。もし週に1日や2日であれば耐えられるが、週に3日間ともなれば身体はどんどんつらくなる。もし昼休みに昼寝ができれば、午後の仕事効率が高まるだけでなく、身体の疲れも多少は取れる。こんなことは、多くの女性が知っているが、実際午後に昼寝をする女性は少ない。昼寝をする場所がないからだ。一般の日本の会社はオフィスのほかに、自由に活動できるフリースペースがあるが、どちらも公共の場であり、昼寝をするには都合が悪い。男性の中には眠くなったらオフィスのデスクの上にうつぶせになって休む人もいるが、女性は気にしなければならないことが多い。万が一、後ろから来た上司に偶然見苦しい寝姿を見られたりしたら悪い印象を与える可能性もある。それに、オフィスの中はいつでも人が行き来しているので、眠るのも容易ではない。


この難題を解決したのがビジネス街にオープンした女性専用の昼寝カフェだ。このカフェはオープンと同時に、人気に火がついた。というのも、10分ごとに150円を払うだけで、安心して昼寝ができるだけでなく、メイクルームで化粧や服を整えたり、足裏マッサージやフリードリンクなどのサービスを受けたりすることができる。客は、寝室に入る前にパジャマに着替え、従業員のアドバイスに基づいて自分に適した枕を選び、最後にシーツを受け取る。寝室の照明は暗く落とされ、睡眠を促すアロマの香りが漂っている。ベッドにかけられた天蓋カーテンは、プリンセスに憧れる少女時代の幻想を満足させてくれるだけでなく、隣のベッドとの仕切りにもなっている。昼寝の後にははちみつのマリナードなど、いくつかのフリードリンクが提供される。その後、化粧直しをして、心身ともにすっきりした状態で午後の仕事に向かうことができる。


■女性専用レストランで大口を開けて肉をほおばる日本人女性

日本社会では、女性に対する気配りや配慮が見られると同時に、日本の女性自身も生活の細部における自身のイメージを非常に重視している。例えば、公共の場で女性が食事にがっつくことは日本では絶対に許されない。そのため、女性専用レストランは他人の目を気にせず、大口を開けて肉を頬張り、大きなグラスに酒を注いで思う存分飲むことを渇望している数多くの女性客を惹きつけている。牛ステーキや焼肉、ビールをすべて口に入れても、食べ方が下品だと思われる心配はない。ビールを飲む時に、口紅が落ちることを心配する必要もない。人との会話の最中に吹き出して口の中の物が飛び散るのを恥ずかしく思うこともない。男性のグラスが空になっていたら、すぐにお酒を注ぎ足すという義務からも解放される。


また、ある女性専用レストランでは、お酒やご飯を食べ終えた後に、マッサージをしてリラックスできるリラックスルームを設けているところもある。こういった女性専用レストランのサービスが多くの女性の心を捉えた。


日本人の多くの女性は結婚後会社を辞め、専業主婦として家族の面倒を見る。一部の店では、主婦を対象とした女性専用サービスを打ち出すところもある。例えば、毎日午後2時から5時までは、女性のためのサービスとして、女性が好きなスイートやアフタヌーンティーを提供している。女性たちは夫が帰宅する前の時間を利用して、友人たちとのおしゃべりに興じながら、心行くまでお茶を飲み、思う存分生活を楽しむことができる。


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