在天天向上活跃的日本人:矢野浩二的心里话

在天天向上活跃的日本人:矢野浩二的心里话

沪江日语 日韩男星 2016-01-06 17:55:09 361

作为中日文化交流的“管道”,矢野浩二可谓十分尽责。近来他还出版的自传书《有梦不怕路遥远》,讲述了他如何从一名酒吧的调酒师成长为明星的艰辛历程。


中国で最も知名度が高い日本人俳優の矢野浩二は、善良な日本人留学生から残虐な日本人軍人、頭の切れる日本人ビジネスマン、正義の日本人スパイなどを演じただけでなく、過去に何度か世論の重圧にさらされている。

在中国具有高知名度的日本演员矢野浩二,不仅饰演过善良的日本留学生、残忍的日本军人、精明的日本商人、正义的日本间谍等角色,过去还多次遭到了舆论的抨击。


そんな彼が中国語で執筆した初の自伝「有夢不怕路遠(夢さえあれば遥かな道のりも怖くない)」が出版された。自伝では、彼はかつて居酒屋のバーテンダーで、夢を求めて東京に行き、芸能人の付き人からエキストラ俳優となり、さらには中国語が一言も話せない北漂(北京に出てきて奮闘する地方出身者)に、そしてスターになり、バラエティ番組「天天向上(Day Day Up)」の司会者となるまでの波乱に満ちた経歴が紹介されている。また中国と日本の民族的な性格に対する彼なりの分析や教育理念への見解、中日文化に対する思いなどが語られている。

他用中文撰写的第一本自传《有梦不怕路远》现已出版。书中介绍了他波澜壮阔的人生经历,从一个居酒屋的调酒师,为了追逐梦想来到东京,从一名艺人的跟班到成为临时演员,一句中文都不会的他甚至选择了“北漂”,最终成为明星,并担当起综艺节目“天天向上”的主持人。


この本の編集担当者は「浩二の文章にはほとんど修飾的な編集を加えていないため、読者にとって巧みな、美しい文章とは感じられないかもしれないし、表現方法も一部硬かったり、スムーズでないかもしれない。ただこれが彼の真の姿であり、中国を15年間漂泊した日本人俳優の心の底から発せられたリアルな情感なのだ」とした。

本书的责任编辑坦言,“浩二的文章几乎没有被修饰性地编辑过,对于读者来说,可能文字并不那么精致、优美。而且有一部分表达方式也比较生硬、不够顺畅。不过,这就是他真实的写照,是一位在中国漂泊15年的日本演员从内心深处所发出的真实情感。”


「有夢不怕路遠」のなかで、矢野は「人生には準備された乗り越えなければならない多くの舞台がある。そして僕は森田さんの付き人から始まり、中国で仕事の無い日々に耐え、自分の心をすり減らしながら鬼子(日本兵に対する蔑称)を演じ続けた。その後はバラエティ番組の中でうまく自分を表現できずに落ち込み、失言から困難に陥った。一つの舞台を越えてもすぐに別の困難が僕の前に立ちふさがった。そのたびに苦悩し、涙を流しながら、それでも色々考えて前に進み続けた。そうして今日の僕がある。このように舞台を乗り越えて前に進み続けることこそ人生である。完璧な演技というものが無いように、人生もこうやって続いていくのだ」と記している。

在《有梦不怕路远》一书中,矢野记述道,“人生必须要准备跨越的舞台有很多。我从森田先生的跟班开始做起,曾经在中国忍受着没有工作的日子,压抑着自己的内心不断饰演日本鬼子。之后在综艺节目中因为自己不会说话而沮丧,陷入说错话的纠葛。就算登上了一个台阶,却又立刻有其他困难摆在我眼前。每每苦恼不已,抹着眼泪却也在不断思索、摸索着前进的道路。这才有了今天的我存在。人生,便是因为这一步一步向上爬的经历才显得弥足珍贵。就像没有完美的演技一样,人生也只能这样蹒跚前行。”


中日文化交流の「パイプ役」に

成为中日文化交流的“管道”


20歳で人生初めての大きな選択をしてから、現在の誰もが知るスターになるまでの20年間の夢を求める旅路で、矢野浩二はそのうちの15年間を中国で暮らしている。そして彼は中国というこの土地を深く愛し、「俳優になりたい」という夢もまた中日文化交流の「パイプ役」になりたいという気持ちに高まった。

从20岁第一次做出人生重大的选择,到现在成了人尽皆知的明星,在这20年的追梦之路上,矢野浩二在中国生活了15年。他深爱着中国这一片热土,而“想要成为演员”的梦想和成为中日文化交流“管道”的理想也愈发高涨。


現在、40歳を過ぎた矢野は中国に定住することを決め、美しく貞淑な中国人妻と結婚し、可愛い娘も生まれている。しかし彼は娘に日本国籍を取得させず、母親の中国国籍を取得している。

如今,年过40的矢野已决定定居中国,与美丽贤淑的中国女子结婚,并生下了可爱的女儿。而且他没让女儿获取日本国籍,而是跟着她母亲拿了中国国籍。


中日民間交流の「大使」となった矢野は現在大学などで自身の20年余りの夢を追いかけた旅路について講演し、また積極的にチャリティーや中日文化交流活動に参加している。2011年、矢野は「環球時報」が発表する「2010 Awards of the year最優秀外国人俳優賞」を日本人として初めて受賞した。2015年9月には中日友好関係への貢献から日本の外務大臣表彰も受賞している。

成为中日民间交流“大使”的矢野现在在大学等地宣讲关于自己20多年的追梦旅程,并积极参与慈善及中日文化交流活动。2011年,矢野在《环球时报》发布的“2010 Awards of the year最优秀外国演员奖”中成为第一个获得此奖项的日本人。2015年9月,他还因对中日友好关系作出贡献获得日本外务大臣的表彰。


日本人として初めてこれらの栄誉を受けた芸能人として、矢野は「中日友好は自分一人の願望ではなく、自分が知らない分野でも非常に多くの人々が期待し、そのために努力していると感じた。長い間、俳優として演じ、中日文化交流の活動に参加し、テレビドラマやその他番組で中日両国民の相互理解を深めようと自分のできる範囲内でずっと頑張ってきた。これは私にとって負担ではなく、むしろ進んで背負っていくべき責任だ」と語った。

作为首个获得此殊荣的日本艺人,矢野说到,“中日友好不是我一个人的愿望,在我不知道的各个领域都有许多人对此十分期待,并为此努力奋斗。长期以来,作为演员饰演角色,参加中日文化交流活动,在电视剧及其他节目中深化中日两国人民的相互理解,我一直在力所能及的范围里不断努力。但这对我来说并不是一种负担,反而是一种利于前进而应当背负的责任。”


さらに「日本で生まれ育った日本人が中国にやってきて、自分の土台と夢を築き上げたことは、多くの人にとって少なからず驚くべきことなのかも知れない。しかし過去を振り返っても自分の心には一片の後悔もなく、ただひたすら感激と満足に満ちている。中国というこの広く肥沃な土地が、私に仕事と、愛情と、家庭を与え、私により多くの責任を果たさせ、自分の使命をはっきりさせてくれた」と語った。

他还说到,“一个土生土长的日本人在中国建立起自己的事业与梦想,对于许多人来说可能是一件令人诧异的事儿。不过就算回首往事,我也丝毫不后悔,只是充满了感激与满足。在中国这片肥沃的土地上,让我的事业、爱情、家庭都开花结果,并给予我更多的责任、更多的使命去完成。”


(本文日语部分转自人民网,中文翻译为沪江日语原创,转载请注明出处。)

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